外事警察
私は基本的にドラマが苦手で、(外事警察以外で)最近まともに見ていたのは「相棒(土曜ワイド時代から寺脇さん卒業まで。その後も見ているが惰性によるところが大きい)」「ゴンゾウ 伝説の刑事」「臨場」「湯けむりスナイパー」くらい。間違いなく偏ってる。 「外事警察」は確か本放送の途中の回を偶然見たのが始まり。土曜21時という時間帯にまったく合わない暗い画(当時、NHKに「映像が暗くて見えない」みたいなクレームがかなりあったらしい)と重い空気に『何だこれ?』とそのままエンディングまで見ていたら、 【脚本:古沢良太】【音楽:梅林茂】 …ああ、 これは見なきゃ駄目だ 、と…。 古沢さんは相棒とゴンゾウで絶対的な信頼があるし、梅林さんの音楽は映画「鉄拳」のCD を今でも持っているくらい好き。そういうきっかけだったので、キャストは二の次で見始めた(もったいない)。 途中回から見始めたにも関わらず、連続する予想外の展開に惹きつけられて結局最終回まで見てしまった。モヤモヤを抱えたまま翌年の再放送を待つのは辛かったなぁw で、無事に再放送で未見回も補完。めでたく数少ない「まともに見たドラマ」の仲間入りとなった。 そんな「外事警察」が映画になると聞いて一瞬喜んだものの、韓国絡みのストーリーと聞いてテンションガタ落ち…。これは私の映画嗜好の土台に『香港電影』があることが原因(好きな俳優がチョウ・ユンファだと言えば、どの辺の作品が好きかわかってもらえるだろうか)。こればかりはもはや“業”なので仕方がない。 それでも見に行く気になったのは、スタッフの皆さんのやる気が伝わるツイート( @gaiji_movie 、 @teamzono )。何だかんだで結局USBメモリ付き前売券を買って、気がつけば立派な『協力者』。馬鹿でかい音が苦手だし、私には 『座高の高いヤツが前の席に座る法則』 があるので、映画館は好きじゃないのに…。 というわけで、映画「 外事警察 その男に騙されるな 」を見に行ってきた。詳細はネタバレになるので書かないが、 少しでも興味があるなら見に行った方がいい。損はしないはず。 予備知識がない人は、ドラマ版( ダイジェストが無料公開中 だけど、細かいネタを拾うためにもできれば再放送かDVDで全話見て欲しい)を見て合うか合わないかを確認する...